夢をかなえるゾウを読みました

話題になってからしばらく経っているかと思いますが、当時は読む機会に恵まれませんでした。ですが、最近、妻に薦められたこともあって読んでみました。

素晴らしい本でした。

幾つか既に実践している課題もありましたが、「トイレ掃除」は毎日するようにし始めましたし、「靴磨き」の頻度もあげる事にしました。元々「プレゼント」は好きな方ですが、もっとできることがあるのではないかと考えるようになりました。

内容としては、しがないサラリーマンの主人公が、少しずつ成長していくサクセスストーリーですが、ポイントになっているのは、要所にちりばめられた自己啓発的な示唆です。

インドの神様であるガネーシャが主人公に対して日々課題を課していき、その課題に挑戦していきながら、主人公は「やりたいこと」に近づいていきます。

時折、自己啓発本を批判したり、意味がないなどと切り捨ててしまうような内容も見かけますが、それは半分正解で、半分不正解だと思います。

自己啓発本自体には確かに意味はありませんし、書いてある事も大体似通っています。書いてある事を実行してみるというマインドを醸成できなければ何冊読んでも身になりません。それは、歴史書であっても、教科書であっても同じ事です。

しかし、似たような事が書いてあるな、と批判的な目線で見るのではなく、何か新しいヒントがあるかもしれないという好意的な目線で読めば、内容の見え方も変わってきます。要約すれば同じ事を言っていたとしても、表現の仕方は作者によって全く違います。表現の仕方に着目して読めば、少なくとも表現の仕方について学ぶことはできるのです。

「何かを学ぶ」と決めて読んでいれば、どんな本からでも「何かを学ぶ」事はできるはずだと思います。

少なくとも、私はこの本から多くの事を学ばせてもらったので、非常に有意義な時間を過ごせました。

私はKindleで読みましたが、Amazonマーケットプレイスであれば、中古で1円から買えるようです。

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