Proxy ARP
Cisco Routerはproxy ARPを使って、あるhostがほかのネットワーク上のhostのMACアドレスを解決する手助けをする。
RouterがARP request送信者として、同一ネットワーク上のhost向けのARP requestを受信し、かつ、Router自身はARP Requestを受信した以外のinterfaceからそのhost向けのrouteを知っていた場合、Router自身のMACアドレスをセットしてproxy ARP replyパケットを生成する。
ARP Requestを送信したhostは目的のhostに対するパケットをRouterに送信する。Proxy ARPはデフォルトで有効である。
無効になっているproxy ARPを有効にするには、以下のコマンドを使用する。
ip proxy-arp
ARP Cacheエントリーのstatic mapping
static mappingは以下のコマンドで設定する
arp IP_ADDRESS MAC_ADDRESS TYPE
ARP cacheのエントリがキャッシュ内に残る時間を設定するには以下のコマンドを使用する
arp timeout SECONDS
ARP Encapsulation
Cisco Routerは3つの方法でアドレス解決をすることができる。
ARP、proxy ARP、Probe、である。
ProbeはHPによって開発されたIEEE802.3ネットワークのProtocolである。
デフォルトでは、standard Ethernet ARPカプセル化(arpa)がIP interfaceで有効化されている。ネットワークに合わせて、このカプセル化メソッドをSNAPあるいはHP Probeに変更することができる。
arp {arpa | probe | snap}