やってみよう。

私のやっている会社では、行動理念というものを定めている。

何かに迷った時、何かがあった時、何かうまくいかない時、そのときに選択し、決断しやすくするために、行動理念、つまり基本的な軸に従って行動しようというものだ。
その行動理念が、「やってみよう。」だ。

 

本当はもっと長くフランクな言い回しで、「とりあえずごちゃごちゃ言うとらんとやってみよや」と、故郷の言葉丸出しの基本的思想だ。

それだといろんなところで述べるには長すぎるし、お客様によっては、「ごちゃごちゃ言うとらんと」の部分が引っかかる方もいらっしゃるかもしれない。そうして色々とそぎ落とした結果、「やってみよう。」になった。

 

やってみることの素晴らしさは、多くのところで語られている。
やってみることで、思っていた結果が生まれるかもしれないし、思ってもいなかった結果が出るかもしれない。

人は年をとるとだんだん頭がよくなって、やってみなくてもその結果がわかるような気がしてくるのだが、実はやってみないと結果はわからない。その事実だけは絶対に変わらない。

 

「やらない」ことが「できない」ことより優れているかのように嘯く人もいる。「できるんだけどやってないだけ」なんていう傲慢。まるで、着手すればすぐにでも実現できるかのようだ。

「やらない」ことは「できない」事より優れていることなど絶対にない。
むしろ現時点で「できない」と認めている方が、これからできるようになる可能性もあるので、よりよい。
「やらない」ことは「できない」以前の問題で、自分の未熟さも認めていないし、着手もしようとしていないわけだから、手の施しようがない。「現状」と「着手」の間にある高い壁と「着手」と「実現」の間にある高い壁、そのどちらも見えていないのだ。

 

やってみることに繋がる考え方で、PDCAというものがある。
Plan Do Check Actionの頭文字をとったもので、計画し、実行して、ダメだったところをチェックして、改善するを繰り返すサイクルのことだ。

業務改善や事業内容の改善なんかでよく使われる言葉だが、なにか新しい事に挑戦する時は、DCAPの方がいいのではないかと常々思っている。

頭文字はPDCAと同じだが、スタートが違う。計画よりも先にまず実行してみて、それからチェックし、改善策を考え、次の計画を立てる方がいいと思う。

 

むしろ最初は計画なんていらない。DCAでいいかもしれない。言ってしまえば何が正しいのかわからないし、良さそうな改善方法を導き出すサンプルも少ないわけだから、CもAもいらないかもしれない。

DDDDでいい。
しばらくDDDDでやってみて、色々と雰囲気をつかめてきたら、DDDCにするとか、DDCAにするとか、そんなくらいでいいと思う。

 

ビジネスにおいては、Planはだいたい本屋のビジネス書コーナーに行けば同じような事が書いてある。CheckもActionもビジネス書に書いてある。時が来たら適当にパクればよいと思う。PCAは先人の知恵を借りることができる。だけどDoだけは先人の知恵を借りてもどうしようもない。Doだけは自分が決断して実行しなければ、どうしようもないのだ。

当社としては、ずっとDDDDの勢いで前進していきたい。もちろんウジウジ悩むこともあるし、着手に踏み出せない時もある。それは人間だから仕方がない。そんな時には「やれることからやってみよう。」そう思えばいい。「やれるだけやってみよう。」、「まあとりあえずやってみよう。」そんな感じでいい。やってみるならそれでいい。

最初のDにいかにたどり着くか。
「やってみよう。」とつぶやきながら、最短距離で着手したい。

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