ClassfulとClassless

クラスフル・ルーティングプロトコルは、主に以下の技術で使用される。
– レガシー技術
– ルーティングアップデートにサブネット情報を含まないもの
例:RIPv1、IGRP

 

サブネットマスク情報がルーティングアップデートに含まれないため、サブネットマスクはネットワーク内で統一される。
また、クラスフルのネットワークを越えるときに、自動集約を行う。

 

BGPとEIGRPはクラスフル・ルーティングプロトコルではないが、デフォルトでクラスフルに自動集約を行う。その動作は、no auto-summaryコマンドでdisableすることができる。

 

クラスフル・ルーティングプロトコルは固定長サブネットマスク(FLSM)を採用する。FLSMはアドレスの使用を非効率的にし、ネットワーク全体で見た場合に、効率化の妨げとなる。

 

デフォルトで、クラスフル・ルーティングプロトコルは、メジャークラスフルネットワークの境界上で、不明なサブネットのトラフィックを破棄する。

たとえば、クラスフル・ルーティングプロトコルがルーティングテーブル上に10.4.0.0と10.8.0.0のみを保持していたとする。
その状態で10.16.0.0宛のパケットを受信した場合、デフォルトルートが存在したとしてもそのトラフィックは破棄される。

 

ip classlessコマンドでこの破棄する動きを止めることが可能となる。ip classlessコマンドにより、上記のケースの場合、default routeを使うことができるようになる。

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