Cisco IOS コマンドショートカット

Cisco機器を扱うスピードを上げるためには、IOSに予め用意されているショートカットコマンドの利用が欠かせない。

ショートカットコマンドは複数あるため、日常的に使うことを心がけ、手で覚えるくらいの感覚にしておいたほうがいいだろう。
特に赤文字にしているものは実用性が高く、設定スピードがかなり高まるため、考えずに使いこなせるようになったほうがよい。

ショートカット 内容
CTRL +A カーソルがコマンドラインの先頭に移動
CTRL +C 入力したコマンドラインを削除(改行)
CTRL +D カーソル位置の文字を削除
CTRL +E カーソルがコマンドラインの最後尾に移動
CTRL +I Tabと同様の効果
CTRL +K カーソル位置から最後尾までのすべての文字を削除
CTRL +L コマンドラインをリフレッシュする
CTRL +R コマンドラインをリフレッシュする
CTRL +W 直前のスペースまでの単語を削除する
CTRL +X 入力したコマンドラインを削除
CTRL +Y CTRL+K、あるいはCTRL+Wで削除された単語をペーストする

 

赤字の物はすべてキーボードのホームポジションに置いた場合、左手のみで入力することができる。

特にぜったい覚えておくべきなのはCTRL+A、CTRL+Wの二つである。
現場では、コマンド入力間違いでBackspaceを連打する姿をよく目撃する。CTRL+Wを知っておけば、タイプミスのあった単語ごと削除することができるため、非常に利便性が高い。

CTRL+Aでコマンドの先頭に戻ることができる。仮に投入したあとに誤りに気づいたコマンドがあるとすれば、ヒストリーからそのコマンドを呼び出し、CTRL+Aでカーソルを頭に移動させ、NOを追加して簡単に削除することができる。

キーボードでnoと打ってから、実際のコマンドをコピー&ペーストする姿をよく見かけるが、CTRL+Aの使い方をマスターすると、コピーペーストの作業が正気の沙汰ではないように思えてくる。

 

コマンド入力のスピードが速まれば、全体的な仕事のスピードは大幅に速まる。

一週間ほどターミナルソフトのログ機能などを使って、自分がタイプしたコマンドのタイプミスぶりを確認するとより時間の無駄がわかる。

そのタイプミスの回数*文字数分のBackspaceを連打していると考えれば、自分がいかに不毛な時間をすごしてきたか知ることができる。

仕事の時間を速めれば、その価値を単価に変えて顧客に訴求することができる。

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