【CCIE Lab受験メモ5】予約方法

受験の予約方法を理解しておくのは非常に重要である。

大きな金額を支払う必要がある試験であり、申込方法も明確に記されているとはいえないため、大きな精神的負担がある。

試験に無関係な障害は取り除いておくと、学習に集中できる。

本投稿はCCIE R&S Lab v4.0について書いたものであるが、2014/6/4よりCCIE R&S Lab v5.0がリリースされる予定となっている。

ただし、現在のところ、申込方法について大きな変更はアナウンスされていないので、予約方法などの変更は生じないと想定される。

しかし、気になる方は、後述のCiscoオンラインサポートに問い合わせを行うのがよいだろう。

https://learningnetwork.cisco.com/docs/DOC-23098

また、2014/8/21より、CCIE Labの受験ポリシーが大きく変わることがアナウンスされている。

下記のURLは熟読しておくことが推奨される。

http://www.cisco.com/web/JP/learning/exams/policies.html#~Lab,

・支払方法

東京で受験する場合は、費用の支払いにクレジットカードは使用できなかったが、最近使用できるようになったようである。

 

・費用

http://www.cisco.com/web/learning/certifications/expert/program/wire_transfer.html

2014/5月時点のLAB受験費用は165,240円となっている。為替の影響で受験費用が変更されるため、費用を抑えたい方は為替のレートが円高に振れている時を狙って申し込みをすることもできる。

私が支払った受験費用で最も低額だったのは124,000円程であったため、無視できない差額がある。

 

・予約空席

Lab試験の予約はTrackerページから実施する。ログインにはCisco.com IDが必要である。

https://tools.cisco.com/CCIE/Schedule_Lab/CCIEOnline/CCIEOnline

Image

CCIE Lab試験では、一人に一つのデスクが与えられて試験を行う。デスクの数は有限であり、当然受講者数も有限である。

Trackerで確認したところ、2014/5月末時点で、2015/1月の予約までを受け付けているようなので、約8か月先の予約までは可能であるようだ。

 

・予約、キャンセル

Labの予約日まで90日を切った状態でのキャンセルはできない。予約日の変更は可能だが、有料となる。予約日の変更に必要な料金は明記されていない。

予約について明確に記載されているのは試験まで90日以上ある場合の対応方法だけであるが、試験まで90日を切っていたとしても予約は可能である。

 

・90日を切った状態での予約

明確には書かれていないが、90日を切った状態での予約も可能である。ただし、その場合はキャンセルはできない。

クレジットカードでの支払いを行うか、即日振込みを行い、Ciscoオンラインサポートに連絡を行う。

http://ciscocert.force.com/japan

その際にケースを作成し、報告をする必要がある。具体的なやり方も含めてまずはCiscoオンラインサポートにアカウントを作成し、練習も兼ね、直接オンラインサポートに問い合わせしてみるのが安全である。

 

・Rereadについて

予約とは関連しないが、Labの試験結果に不満がある場合、Rereadと呼ばれる再採点作業を依頼することができる。

Rereadは有料で600ドルの費用が必要である。Rereadでの合格率は数パーセントにも達しないとのことであるが、自信があれば申し込むことは可能である。

Rereadが申し込めないTrackについては、Reviewという形で申し込むことができ、Reviewは400ドルである。

申し込んだ結果、合格の判定に変更された場合、支払った費用は返却される。

 

・必携品

Lab試験の受験には、顔写真付きの公的身分証明書が必要である。社員証、保険証は受け入れられない。

具体的な証明書はパスポート・免許証などであれば問題ない。遠くから受験に来られる方は絶対に忘れないように気をつけて頂きたい。

当然、提示できなければ受験はさせてもらえず、Lab費用は返還されない。非常に厳格で、例外なく受験を断られることで有名。

 

・再受験

新しいCCIE Labポリシーでは再受験までの日程に新たに待機時間を設けている。本ポリシーは2014/8/21から適用される。

再受験までの期間は、不合格回数が増加するほどに、待機期間が長くなるよう設定されている。

たとえば、一回目の不合格から二回目までの受験であれば、1か月の待機期間でよい。五回目の不合格から六回目の受験までは6か月の待機期間がある。

一回目のLab試験は、筆記の合格日から 18か月以内に行う必要がある。その後のRetakeは一年以内に行うという規定がある。

これまでのRetakeのポリシーは一か月であったため、最初の試験を18か月ぎりぎりで受験したとすると、筆記試験が失効となるまで全部で19回のRetakeが可能であった。

2014/8/21以降は、最初の試験を18か月ぎりぎりで受験したとすると、最高で6回のRetakeしかできないことになる。Candidate保護のためというよりは、情報漏洩を防ぐ目的があると考えられる。

 

以上のとおり、CCIE Lab試験を受験するにあたって、知っておくべき作法はかなり存在する。

受験日を決め、気持ちを高めた後に受験方法を調べ始めるのは、集中力やモチベーションを削ぐきっかけになりかねない。

いつでも予約できることを知っておくことで、不安なく学習に取り組めるようになるだろう。また、個人で受験費用を負担される方は、受験料の変動を定期的にチェックされることをお勧めする。

[`evernote` not found]
Pocket

コメントを残す