考えていないで行動しろっていうのが主流だけど、疑問だ。
行動しない人も多いかもしれないけれど、考えていない人も多い。深く考えることと行動することはトレードオフの関係じゃない。どっちも同時に実行できる。
悩んでいないで行動しろっていうのはわかる。考えると悩むは向いている方向が違う。はっきりとわかる。
思考が堂々巡りしている時は、考えているのか悩んでいるのかはっきりさせたほうがいい。どうしたらもっと良くなるのかって思っていれば考えている。もっと悪くなったらどうしようって思っていれば悩んでいる。
悩んでいるのであれば現状を少しだけ良くする方法を考える。体重で悩んでいるのであれば、今より100g減らすことを考える。10回やれば1kg減る。大事なのは今1kg減らすことではなくって、結果として1kg減っていることだと気づくまで考える。
考えているのであればそのうち解決する。心配無用。
知っている、と、できるは違う。
僕もバットのヘッドスピードがどうとか、軸足がどうとか、体重移動がどうとか知っているけど、全く打てない。
かといって、知っていることができるようにならないわけではない。大事なことは知っていることとできることを明確に分けることだ。そして、できないことをできないと知って受け止めることだ。
一回受け止めたら選択する。できないことをできるようになるように頑張るか、できる人にお願いするか。
できるようになった自分を想像して嬉しくなるなら、どんなに苦手でも頑張ればいいと思う。戦略的スキルアップとかカッコイイ風なことを言っている間にやるのがいい。
待っていてもいずれはこない。そもそも来ないから、来るとかじゃない。
前に踏み出している準備はいい。前に踏み出しているというのは、それを実行したことで、人に説明できるほどわかりやすく何かが変わったかどうか。変化の大小はどうでもいい。本を買った、お菓子を捨てた、ジムに入会した。わかりやすく。
タイムリミットは来る。誰かが先にアイデアを実現したとか、そんな分かりやすい形でタイムリミットが来るとは限らない。変化から目をそらしているとある日突然訪れたように感じるかもしれない。そうなると巻き返すのは大変。
前に踏み出しているとタイムリミットは来ない。変化しているからカウントダウンタイマーは常に更新される。マリオだって1-1をクリアしたら1-2でタイマーが更新される。あんな感じ。
