カテゴリー別アーカイブ: Lab受験メモ

【CCIE Lab受験メモ9】Terminal Softの設定

Terminalソフトは使い始める前に必ず設定を見直しておくべきである。

業務であれば必ずそうするように、試験においても設定を確認しておくことは必須である。特にPasteの設定については確実に確認しておかなければならない。あせった時に癖で右クリックし、最悪の事態が訪れる可能性が非常に高いからである。

Terminalソフトは試験の開始に必ず確認し、避けられた事故を起こさないように気をつけたほうがよいだろう。
Puttyの設定において、最低限見ておかなければならないのは、以下の2つである。

・Sessionの設定
・Window⇒Selectionの設定

まず、Puttyの設定はウインドウ左上のアイコンから行う

WS000005

 

コンピュータのアイコンを左クリックすると、画像のとおりメニューが表示される。

表示されたメニューからChange Settingsを選択するとPuttyの設定を変更することができる。

WS000000

 

この設定で見ておくべきはsessionの設定である。
この設定がNever以外になっていると、コマンドラインでexitを打った時に、ウインドウが終了されて鬱陶しい。

 

WS000002

 

この設定がWindows以外になっていると非常に使いづらい。
特にCompromiseになっていると、右クリックでPasteしてしまうので、事故の原因となる。非常に危険である。
この二つ、特にWindow⇒selectionの設定を見ておけば、事故は防げるだろう。

あとは、個人的にPuttyは無駄にフォントが小さいので、その辺も修正しておきたいところだ。

 

WS000001

Window⇒AppearanceからFontのサイズを変更することができる。
12~14くらいにするのが好みだが、慣れてしまえば必須の変更箇所でもないだろう。
他にもPuttyのバージョンは複数取得し、それぞれに設定方法などを知っておくとよいだろう。

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【CCIE Lab受験メモ8】リフレッシュ

気持ちを切り替えることの重要性は、多方面で頻繁に叫ばれている。
試験においても、自分のリフレッシュ方法を正確に把握しておくことは重要である。

自分自身のリフレッシュ方法をご存じだろうか。
休日にスポーツをするような長期スパンのリフレッシュ方法を知っている方は多数いると思うが、短期的にリフレッシュをしなければいけない方法については、意外と軽視している人が多いように感じる。
特にCCIE試験で「どつぼ」に嵌っている時、リフレッシュを上手に使えるかどうかで、生産性には圧倒的な違いが生まれる。
ネットワークエンジニアにとって普段の業務で「どつぼ」の状態に入りやすいのは、トラブル時である。
トラブル時は特有の雰囲気があり、適宜休憩をとったり、頭を切り替え辛いためか、細かいリフレッシュができていない人が意外に多い。
しかし、神経を使う作業であればあるほど、実際は空気を断ち切ったり、気分転換を頻繁に行ったりして、生産性の高さを高い状態に保つべきなのである。

 

日や週単位で行う長期リフレッシュは前述のとおりだが、短期的なリフレッシュにも一時間ごと程度に行う中期リフレッシュ、作業中などに行う短期リフレッシュの二つがある。

中期リフレッシュは、たまり始めた疲労を回復し、肉体面から集中力に働きかけるために行うリフレッシュである。特に目が疲れたときなどは一気に生産性が落ちる原因となるため、中期リフレッシュは重要である。

短期リフレッシュは、精神的に限界を感じ始めたときに、再度ポジティブな方向に思考を戻そうとするリフレッシュである。肉体の限界がはるか先にあっても、心が諦めてしまえば達成することはできない。

 

私にとっての中期リフレッシュは、トイレに行くことだ。実際に用を足したいと思っているかどうかはどうでもいい。現場を離れてトイレへの道のりを一人で歩き、空気や環境を変えることで、頭が前向きに切り替わる。
色々と試してみたが、一人で、かつ、トイレでなければならない。大か小かもあまり関係がない。トイレであればいいようだ。
実際に人と連れだって行っても効果がなかったし、コンビニなどに行っても効果がなかった。
自己分析したところ、トラブル時にトイレに行くと、非常に前向きな「早く帰りたい」という気持ちになるから効果があるのではないかと考えている。「早く帰る」という目的を再認識し、新たに目標に向かって最短ルートを再探索し始めるのだ。

 

私の短期リフレッシュは「諦めるな」、「できる」、「いける」、「何かあるはず」、「これがベスト?」というような言葉を実際に呟くことである。大きな声でもいいし、人に聞こえないくらいの小さな声でもよい。何度か試してみたが、私の場合、口を動かして声を出さなくても同様の効果がある。

これがうまくハマれば、瀬戸際で恐ろしいほどの効果を発揮する。最初から使ってもあまり効果がないのだが、自分の我慢の堤防が決壊しそうになったと感じたときに使い始めると、なぜか体が熱くなり、大量の汗が出る。

最初は焦りからくる冷汗かと思っていたのだが、そうではないようで、思考は恐ろしいくらいに冷静で前向きである。「ゾーン」という言葉があるが、その状態に近いものだと思う。
実際に合格した試験ではうまく「ゾーン」に入ることができた。試験が終わった時、Candidateの中で一人だけ、額に汗を浮かべていた。周りからは「落ちた」と思われていたかもしれない。私は「おそらくいけた」と思っていた。

 

リフレッシュをうまく使うことで、自分の実力を最大限に発揮し、可能な限り生産性を高めることができるようになる。
自分のリフレッシュ方法をしっかりと把握しておけば、「どつぼ」に嵌る率を可能な限り下げることができる。
CCIE試験をきっかけにリフレッシュ方法を把握しておけば、今後の人生においても必ず役に立つスキルになるだろう。

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【CCIE Lab受験メモ7】体調管理

体調管理は非常に重要である。

言わずもがなのことではあるが、それでもあえて言っておきたい。8時間連続で時間に追われながらルータを設定し、慣れない緊張感の中でモニタを凝視し続けることをプレッシャーに感じない方にとっては、さほど大した話しではないかもしれない。

しかし、私にとっては、非常に体力面でも精神面でも大きな負担のある試験であったし、そういう方の方が多いだろうと感じているので、この事について記しておきたいと思う。

以前の投稿で触れたが、試験の開始はAM9:00である。時間に追われながら設定を行う必要があり、難関のトラブルシュートをAM9:00からギア全開で対応する必要がある。

トラブルシュートに与えられた時間は最大120分だが、甘く見るべきではない。一問当たりに使える時間はわずかに12分である。

見直しやverify作業に30分程度は欲しい。そうすると一問当たり10分も使えないことになる。

設問は最初にすべて目を通しておきたい。英語ということもあり、15分から20分は見ておいた方がよい。この時点で一問あたりの対応時間は7分だ。

設定に詰まり悩み始めるとあっという間に10分が経つ。reloadをかけてみるとすぐに10分がすぎる。あっという間に一問当たりにかけられる時間は5分を切る。

 

夜型の生活をされている方は危険だ。午前中に100%でスイッチが入らなければ、トラブルシュートは乗り切れない。120分が経てば、強制的にConfigurationに切り替わる。画面上ではタイマーがカウントダウンしている。この上ないプレッシャーである。

私も元々夜型の生活を長く続けてきたタイプだったが、CCIE Lab試験の戦略を立てるにあたり、一番取り入れやすい方法として、生活習慣の改善を思い立った。夜早く寝て朝早く起きるようにするだけで、明らかに試験に対して有利になるのであるから、この上ないリターンである。勉強も夜ではなく朝するようにした。

その生活を続ける事で、ピークをAM9:00に合わせるための最適な起床時間も知る事が出来た。ちなみに申し上げると、私の場合はAM5:30に起きて、ワークブックなどを始めると、AM9:00にピークを持って来れる事がわかった。

試験当日も実際5:30に起きて、一時間程度ワークブックを行い、会場へ向かった。

 

愛煙家も危険だ。東京のLab会場では”Smoking is not allowed”である。気持ちを切り替えたくても、吸う場所がない。吸う場所がないし、そもそもタバコは持ち歩けない。私もかつてヘビースモーカーであったから気持ちはわかる。タバコは思考力を奪う。

個人的にタバコのもたらすdisadvantageはその癖にあると思う。タバコを吸うことが癖化して行くうちに、タバコを吸わなければ気分が切り替わらない、タバコを吸わなければ深く考えられない、タバコを吸わなければ冷静になれない、と、どんどんとバッドサイクルに入ってしまう事だ。

このサイクルに入ってしまうと、タバコがないときにいいパフォーマンスが出せなかったとき、その言い訳をタバコに求めてしまう事になる。必ずしもすべての人がそうなるとは言えないが、このような症状は建設的ではないし、将来にとってもよくないだろう。

 

体調や習慣はすぐには改善できないところが厄介である。

事前に計画を立てて、自分のバイオリズムをいい形に持って行く事が重要だ。

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【CCIE Lab受験メモ6】会場の下見

会場を下見しておくのは重要である。

試験内容が公にされていない以上、正確な情報を得るには実際に受験をしてみる以外にないからである。

当然ながら、初回より二回目の試験のほうが精神面でも安定するし、結果もある程度安定してくると考えられる。

http://www.cisco.com/web/learning/le3/ccie/exam/pdfs/jp_tokyo_lab_directions.pdf

もちろん一発合格を狙いに行くのは問題ないが、試験の性質上、一発での合格はかなり厳しいと考えられる。

合格までの受験回数は平均3~4回とのことであり、一発で合格することは金銭以外のアドバンテージがない。金銭的アドバンテージも、試験一回あたり15万円前後であることから、長期観点でみるとそこまで大きくないといえる。

受験回数を削減したいということであれば、一回目の試験は投資であると考え、合格よりも試験内容のレベルや環境の確認を狙いに行くほうが、最終的な受験回数は削減できる可能性がある。

自分自身と認定ラインのレベル差を確認しておけば、二回目に向けた計画が立てやすくなり、精密な軌道修正ができる。

一度目の受験を投資と考えられないということであれば、せめて会場の手前までは行くことをお勧めする。

赤坂ミッドタウンで勤務されている方を除き、Lab試験の会場は最寄りの駅からも微妙に遠く、経路も非常にわかりづらい。

試験開始はAM9:00であり、AM8:30までに指定の集合場所に到着している必要がある。

AM8:30前に試験プロクタは集合場所に現れ、名簿とともに点呼を行い、身分証明書で本人確認を行う。替え玉受験を避けるためにも、確実に顔のチェックをされる。

AM8:30時点でプロクタは点呼を切り上げ、その時点で集合場所にいる受験者を連れて会場へ向かう。

8:30に間に合わなかった受験者は、9:00にCisco受付が開くのを待ち、そこからプロクタに連絡を取ってもらう。

試験の開始は9:00であるので、遅刻した場合、9:10ごろ会場入り、15分程度の試験説明を受けて、9:30ごろから受験を開始することになる。当然試験時間は延長されない。

二時間以上の遅刻により、その日のLabは受験できなくなる。二時間以内の遅刻であれば受験できるということではあるが、二時間の遅刻をしても、通常通りトラブルシュートの試験から開始されるのかどうかは明記されていない。

つまり、遅刻は最も避けなければならないことであり、それだけで合格率は大きく下がる行為であるといえる。

ちなみに私の場合、過去3回の試験すべてでAM7:30には会場付近に到着していた。8:10頃まではカフェでコーヒーを飲み、8:15には集合場所に到着。集合場所と同じフロアでトイレを済ませていた。

会場付近にはカフェが複数あるため、時間を持て余すことはないだろう。

下見によって受験回数を重ねる原因とはなってしまうが、試験を実際に体験できるということは十分に価値のある情報収集となるだろう。

受験回数を重ねた私が言える話ではないが、ネットワーク技術者の優秀さというのは「その人物が総合的に何ができるか」で評価されるのであって、その人物がCCIE認定者であるかどうかではない(当然CCIE認定は大きな加点要素になるが)。

合格までの受験回数の多少は、CCIE試験「受験優秀者」を評価する基準となるかもしれないが、優秀な技術者であるかどうかの比較基準とはいえないだろう。

そういう意味でも闇雲に受験回数にこだわるのは得策とは言えず、どうしても一回で合格しなければならないのでなければ、ある程度の学習時点で一度受験してみるというのをお勧めする。

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【CCIE Lab受験メモ5】予約方法

受験の予約方法を理解しておくのは非常に重要である。

大きな金額を支払う必要がある試験であり、申込方法も明確に記されているとはいえないため、大きな精神的負担がある。

試験に無関係な障害は取り除いておくと、学習に集中できる。

本投稿はCCIE R&S Lab v4.0について書いたものであるが、2014/6/4よりCCIE R&S Lab v5.0がリリースされる予定となっている。

ただし、現在のところ、申込方法について大きな変更はアナウンスされていないので、予約方法などの変更は生じないと想定される。

しかし、気になる方は、後述のCiscoオンラインサポートに問い合わせを行うのがよいだろう。

https://learningnetwork.cisco.com/docs/DOC-23098

また、2014/8/21より、CCIE Labの受験ポリシーが大きく変わることがアナウンスされている。

下記のURLは熟読しておくことが推奨される。

http://www.cisco.com/web/JP/learning/exams/policies.html#~Lab,

・支払方法

東京で受験する場合は、費用の支払いにクレジットカードは使用できなかったが、最近使用できるようになったようである。

 

・費用

http://www.cisco.com/web/learning/certifications/expert/program/wire_transfer.html

2014/5月時点のLAB受験費用は165,240円となっている。為替の影響で受験費用が変更されるため、費用を抑えたい方は為替のレートが円高に振れている時を狙って申し込みをすることもできる。

私が支払った受験費用で最も低額だったのは124,000円程であったため、無視できない差額がある。

 

・予約空席

Lab試験の予約はTrackerページから実施する。ログインにはCisco.com IDが必要である。

https://tools.cisco.com/CCIE/Schedule_Lab/CCIEOnline/CCIEOnline

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CCIE Lab試験では、一人に一つのデスクが与えられて試験を行う。デスクの数は有限であり、当然受講者数も有限である。

Trackerで確認したところ、2014/5月末時点で、2015/1月の予約までを受け付けているようなので、約8か月先の予約までは可能であるようだ。

 

・予約、キャンセル

Labの予約日まで90日を切った状態でのキャンセルはできない。予約日の変更は可能だが、有料となる。予約日の変更に必要な料金は明記されていない。

予約について明確に記載されているのは試験まで90日以上ある場合の対応方法だけであるが、試験まで90日を切っていたとしても予約は可能である。

 

・90日を切った状態での予約

明確には書かれていないが、90日を切った状態での予約も可能である。ただし、その場合はキャンセルはできない。

クレジットカードでの支払いを行うか、即日振込みを行い、Ciscoオンラインサポートに連絡を行う。

http://ciscocert.force.com/japan

その際にケースを作成し、報告をする必要がある。具体的なやり方も含めてまずはCiscoオンラインサポートにアカウントを作成し、練習も兼ね、直接オンラインサポートに問い合わせしてみるのが安全である。

 

・Rereadについて

予約とは関連しないが、Labの試験結果に不満がある場合、Rereadと呼ばれる再採点作業を依頼することができる。

Rereadは有料で600ドルの費用が必要である。Rereadでの合格率は数パーセントにも達しないとのことであるが、自信があれば申し込むことは可能である。

Rereadが申し込めないTrackについては、Reviewという形で申し込むことができ、Reviewは400ドルである。

申し込んだ結果、合格の判定に変更された場合、支払った費用は返却される。

 

・必携品

Lab試験の受験には、顔写真付きの公的身分証明書が必要である。社員証、保険証は受け入れられない。

具体的な証明書はパスポート・免許証などであれば問題ない。遠くから受験に来られる方は絶対に忘れないように気をつけて頂きたい。

当然、提示できなければ受験はさせてもらえず、Lab費用は返還されない。非常に厳格で、例外なく受験を断られることで有名。

 

・再受験

新しいCCIE Labポリシーでは再受験までの日程に新たに待機時間を設けている。本ポリシーは2014/8/21から適用される。

再受験までの期間は、不合格回数が増加するほどに、待機期間が長くなるよう設定されている。

たとえば、一回目の不合格から二回目までの受験であれば、1か月の待機期間でよい。五回目の不合格から六回目の受験までは6か月の待機期間がある。

一回目のLab試験は、筆記の合格日から 18か月以内に行う必要がある。その後のRetakeは一年以内に行うという規定がある。

これまでのRetakeのポリシーは一か月であったため、最初の試験を18か月ぎりぎりで受験したとすると、筆記試験が失効となるまで全部で19回のRetakeが可能であった。

2014/8/21以降は、最初の試験を18か月ぎりぎりで受験したとすると、最高で6回のRetakeしかできないことになる。Candidate保護のためというよりは、情報漏洩を防ぐ目的があると考えられる。

 

以上のとおり、CCIE Lab試験を受験するにあたって、知っておくべき作法はかなり存在する。

受験日を決め、気持ちを高めた後に受験方法を調べ始めるのは、集中力やモチベーションを削ぐきっかけになりかねない。

いつでも予約できることを知っておくことで、不安なく学習に取り組めるようになるだろう。また、個人で受験費用を負担される方は、受験料の変動を定期的にチェックされることをお勧めする。

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【CCIE Lab受験メモ4】学習方法の確立

学習方法について唯一の真実は、正しい方法が存在しないということである。

どんな方法で学習を進めたとしても、合格すればその進め方が正しい進め方であるし、それが他人と全く違ったとしても、正解である。

オンライン上で、精神論者や哲学者のようなことを言うCCIE Candidateの発言を目にする機会が少なからずあったが、CCIE試験は精神修行でも哲学の道でもない。

ワークブックが邪道などといった偏見や、真のCCIEなどというのは、Ciscoが決めることであって一個人が決めることではない。

Ciscoがワークブックを邪道と判断するのであれば、Ciscoが訴訟を起こして白黒をつければいいことであって、一般人が関与する問題ではない。

仮に身近な人物CCIE認定者で、その人物がワークブックを否定したとしても、聞く耳を持つべきではない。その人物が受験料からワークブックの費用、日々の生活費に至るまで世話をしてくれるというのであれば別だが、おそらくそのようなスポンサーは存在しない。

こちらの人生になんの責任も持たない赤の他人の言うとおりにしたところで、合否の判定をCiscoが行うという事実は変わらないし、絶対に合格は保証されない。大体身近なCCIE認定者がワークブックを使わなかったという証拠がない。

学習に際してやってはいけないことは存在しない。自分に合う方法がわからないと感じれば、自分に合う方法を見つけるまで色々と試してみるしか方法はない。

オンライン上で素晴らしいと思えるワークブックを発見したら、実際にそれで学習をしてみるまで、本当に素晴らしいかどうかはわからない。

私の場合は徹底的に情報を集めることからスタートしたことにより、大きく時間をロスしたが、その反面、手元には大量のワークブックが集まっていた。

いかにして楽に合格するか、いかにして勉強時間を短くするか、そういう情報を探すことに多大な時間をかけたことは事実である。

しかし、最終的には地道に勉強する選択肢しか残っていなかった。つまり、手元に集まったワークブックを片っ端から解くことだけしかできることはなくなっていた。

情報収集の無駄な時間をワークブックに充てていたら、合格までの日数は半年は短縮できたであろう。

もともと飽き性であるため、気分を変える方法についても徹底的に考えた。

モバイル用のPCにGNS3をインストールし、スターバックスなどで数時間の学習を行えるように工夫を行った。PCを持たない日はトポロジを考えるためのノートを持ち歩いた。学習方法に正解がないということに気づいてからは、随分と気分が楽になった。合格の最短ルートを探すことをやめ、地道にひとつずつ、完璧にできることを増やすことにした。

そのメンタルポジションをとるようになってから、他人の学習方法が気にならなくなり、CCIEに関する情報収集を行うことがなくなった。つまり、このメンタルポジションで学習に挑むことが、私にとっての最良の学習方法であったということである。

万人に合う学習方法はないが、自分に合うものは必ずある。

合格するためにどんな方法で学習してもいいし、自分に合っているかどうかを決めるのは自分であって他人ではない。

学習方法に悩んでいる方にとって、学習方法に正解がない、ということに気づくことは、迷いから抜け出すヒントになるかもしれない。

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【CCIE Lab受験メモ3】学習環境について

CCIE Lab試験は、合格まで2000時間以上の学習時間と言われる難関試験であるため、学習環境の整備は重要だ。

学習環境が効率的であればあるほど、時間単位の学習量の密度は高くなり、より少ない時間で合格に近付くことができる。

LAB試験では8時間にわたり、Router、L3 Switchの実機に対して設定作業を行う。つまり、どれだけ実機の扱いに慣れているかは、成績に大きく影響する。

私の場合は、結果的にGNS3でルータが30台動くPC(MacbookPro17インチ Late2011)、Catalyst3550*1台、Catalyst3560*1台を用意した。

初回の受験まではMacの中でGNS3を起動させて学習していた。しかし、初回の受験時に自分のレベルが認定にはるかに及ばないことを認識し、catalystを購入した。

運よくスイッチ2台で合格することができたが、効率よく学習するには4台のスイッチがあるほうがよい。

学習すべき要素技術を把握したうえでの購入が良いと思うが、3560が4台あるほうが望ましい。費用を抑える必要があるのであれば、3560が2台、3550が2台というのが、現実的な構成だと考えられる。

準備すべき環境はネットワーク機器だけではない。

GNS3を動かすPCはインターネットに接続すべきではないし(ブラウジングに気持ちを割かれないように)、視界に注意を削ぐようなものは置くべきではない。学習の邪魔になるようなものを遠ざけるのは、大学受験のような試験勉強と同様である。

そのほかにも用意すべきもののヒントとして、以下のようなものがある。

私は一度目の試験のとき、散々な結果であったことは前述した。圧倒的に学習量が足りなかったことは明白で、設問の意味も正確に捉えられず、試験時間が大幅に余った。

そこで何か次回の受験に役立つことはないかと考えた。

問題を持ち帰ることはできないし、持ち帰ったところで次回に同じ問題が出るとは限らない。そもそも学習量が足りていないことは試験の時点で明白だったため、仮に問題を憶えて帰ったところで役には立たない。

結果、試験場内の環境すべてを可能な限り記憶することにした。キーボード、マウス、PC、モニタなどの型番、メーカー、サイズ。OS、ターミナルソフトの設定、デスクトップの背景、バージョン。用意されている文房具、椅子の形状、机の色、用意されている辞書のメーカーに至るまでである。

特に用意されているキーボードは、試験中、相当な負担になった。慣れないキーボードでの操作により、タイプミスの回数は何百回を超えた。緊張を差し引いても余りあるタイプミスだ。同様のキーボードを購入しても、わずか数千円の投資で、次回に向けてタイプミスを減らすことができるのであれば、相当なリターンがあると考えた。

一般的にタイプミスがある場合は以下のような行動をとることになる。

1. ミスに気づく
2. Backspaceなどで削除する
3. 打ち直す

仮に500回のタイプミスがあったとする。この一連の動作に5秒程度かかると考えると、タイプミスだけでロスする時間は約40分にもなる。

中にはEnterキーを押した後にタイプミスに気づくこともあるだろうから、ロスする時間はさらに長くなると考えられる。

環境を整えれば、確実に有利に学習できるようになる。ただし、環境を整えることが目的になってしまってはいけない。目的はあくまで合格で、環境を整えることは合格のための手段のひとつにすぎない。

何の目的で環境を整えているかを考え、その環境を整えることによって合格への距離がどのぐらい縮まるのかを常に意識するべきである。

少し題意からずれるが、試験の雰囲気をつかむことができる動画として、YoutubeにはCiscoから以下のような動画がアップされている。

この動画からいろいろなことがわかる。

・ブラウザで問題が出題されること
・端末のOSがWindowsであること
・Terminal SoftがPuttyであること

学習環境の整備に役立てば幸いである。

 

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【CCIE Lab受験メモ2】合格にこだわる

前回は正しい情報を得ることについて書いた。
しかし、正しい情報を得ると言って情報過多にになりすぎてもいけない。
CCIE認定を目指すにあたって重要なのは認定されることであって、情報を集めることではない。本投稿では、もう少し誤った情報の可能性について掘り下げてみる。

情報を集め始めると、情報を集めることが目的化し、最終的に処理できなくなったり、集めた情報の活用方法が見えなくなったりすることもよく起こる。情報を集めているうちは勉強をしているような気になっているが、実は何も前進していない。

CCIE Candidateが集まる掲示板や情報サイトは大手から小規模までいくつか存在する。それらは勉強の合間の気休め程度に読むようにして、情報集めに躍起になることに時間を費やすべきではない。

CCIE認定試験に関しては、Ciscoから公開されている情報以外、すべて公式ではないものだ。情報集めに没頭してしまうと、情報に含まれている誤りや嘘に鈍感になる。誤りや嘘を見抜けなければ、結局損をするのは自分である。

以下のようなことから、公式でない情報に嘘や誤りが含まれている可能性がある。

・業者の出入り
CCIE認定はきわめて収入に直結しやすい。その上かなりの難易度ということだけはわかっているが、全容がよく見えない。誰もが楽して取得したいのであるから、多少の費用を払ってでも何か人より抜きんでたヒントを得たいと考える。
業者はその隙をねらって、商売を仕掛けてくる。
もともと公式でないものを売ろうとしているわけだから、正攻法のマーケティングをしているはずがない。

・他人の幸福や努力が気に入らない
息を吐くように嘘をつくという言葉がある。事実として他人の努力や幸福が気に入らない人がいるかもしれない。邪魔をしたいと考える人がいるかもしれない。
残念ながら、他人の邪魔をするのは自由だ。邪魔をするのが自由なら、邪魔をされないようにするしかない。

・合格者数を増やしたくない保守派
すでに認定されている人間の中には、認定者の地位を守りたいと考える保守派も少なからず存在するかもしれない。
2000時間とも3000時間とも言われるCCIE認定のための勉強時間を乗り越えてきた人に、他人の邪魔をしたい人がそんなに存在するとは思えないが、事実存在する可能性は否定できない。

情報過多になりすぎては、身動きがとれなくなる。
集めた情報の中に一つでも嘘や誤りが含まれていたら、集めた情報のすべてを疑う必要が出てくる。

重要なのは試験に合格することであって、情報を集めることではない。

常に目的を意識すべきである。
何の目的で何の情報を収集しているか、どのような情報が手に入ればその情報収集はゴールなのか、その情報を収集すれば本当に合格に近付くのか。
考えるべきは合格する手段であって、情報収集をする手段ではない。

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【CCIE Lab受験メモ1】情報収集

CCIE Labほど情報が溢れ、情報の足りない試験は、私の知る限り他にない。

情報が足りないと感じると、人は情報を集めに走る。情報集めが目的化すると、学習時間は減っていく。集めた情報がすべて正しければよいが、そうとは限らない。
過度な情報収集は避けるべきである。

 

私の場合、合格までに三度受験している。

一度目の受験では明らかに情報収集(学習内容も含め)が足りずに不合格となった。
当時、ネット上の他人の奮闘記は殆ど読まなかった。Ciscoのドキュメントのみを読み、多角的に情報を集めることは一切しなかった。何とかなるだろうと盲信していたが、見事に玉砕した。
集められる情報がもっとあったはずだと後悔し、自分の無知さ加減に絶望的になった。

二度目の受験までは明らかに情報収集に時間をかけすぎ、無駄な時間を費やしていた。
情報収集のネットワークを広げ、片っぱしから情報を集めた。無知であったことを挽回しようと、要・不要の判定をせず、内容の正否にこだわらず、とにかく資料や情報を集めた。その結果、情報を集めることが目的化し、本来の目的を見失った。
集めた情報は後に役にたつものもあったが、精査の時間は明らかに無駄であった。収集段階で目的を見失わず、精査をしていればこの無駄な時間は防げたはずである。

三度目でなんとか合格となった。
情報収集と学習のバランスを考え、多角的に集めた情報の検証を行った。検証作業を行うことにより、異なるチャネルから自分の理解を深めることができた。目的を明確化したことで、学習のサイクルが好循環に変わり、学習が苦ではなくなった。

それぞれの準備期間は筆記から一度目の間が15か月、一度目から二度目の間が10か月、二度目から三度目の間が2か月である。

振り返ってみて分析すると、一度目から二度目までの準備期間である10か月より、二度目から三度目までの準備期間である2か月のほうが、はるかに吸収力が高まっていた。得た知識の量も同等あるいはそれ以上であったと感じている。

一度目の受験から過度な情報収集に反発的に走ったことは、ある意味必然とも言える。しかし、目的を忘れて情報を収集した結果、途中からは、ダイヤモンドのように見えるゴミくずを拾っていたわけである。

これから受験を考えられている方は、過度な情報収集にはブレーキをかけるようにするのがよいだろう。
特に、技術解説の情報収集については、しっかりと注意が必要である。

ネット上に落ちている情報の大半にはどこか誤りが含まれている。すべてがすべて誤っているかというとそういうわけではないため、結局真実を見抜くのは自分でしかない。

解説サイト巡りをして知識を得て、それでわかった事にして次に進むのはお勧めできない。googleの検索ボックスにいくつかの単語を入れれば、悩んでいた答えが解決したかのような検索結果に出会うことがままある。

しかし、そのページのURLがciscoドメインのものでないのであれば、そのwebサイトに書かれた答えらしきものを鵜呑みにしていては後々痛い目にあう。

誤ったまま憶えたところで試験はおろか実戦では役に立たないし、とりあえずの気持ちで取れるほど簡単な資格ではない。技術情報はCiscoかIEEEかRFCのもので最終的な担保を取るべきだ。

個人的に参考にしても問題ないと思えるのは、各candidateたちの受験記や奮闘記である。

世界のどこかに自分と同様に苦しんでいる人がいるというのはものすごく精神的に楽になるし、勉強法などは技術と違って正解が存在しないため、参考として受け止める事ができる。

私の受験記をまとめる理由もここにある。
顔も知らない誰かの受験記に支えていただいた、せめてもの恩返しだ。
一人でも多くのCandidateのお役に立てれば本望である。その結果、ネットワーク業界が少しでも盛り上がれば、この上ない幸せである。

可能な限り参考にしていただける情報を目的とし、過度な情報収集の対象とならないよう、【CCIE Lab受験メモ】の投稿については、技術的な解説をなるべく避けることとする。

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