カテゴリー別アーカイブ: 起業

プリンタ選びにわくわく

誠に規模の小さい話で恐縮ですが、最近の私のもっぱらの関心はSOHO用A3対応レーザープリンタです。

現在、仕事で使っているプリンタはA4サイズのインクジェットなので、速度的にも品質的にも非常に心もとないのです。ビジネスを始める前にレーザープリンタを購入するか悩んだのですが、初期費を可能な限り抑えたいという思いがあったのと、可能な限り印刷物を使わないプレゼンをしていこうという思いで、プリンタの購入は見送りました。

現在のところ、A3を印刷する頻度がそこまで高くないことに加えて、必要であれば近くのコンビニでもA3の印刷ができる時代になったので、特に問題なく対応できています。ですが、ふとした印刷物や、お客様からの資料が大きいサイズのもので、紙で書き込みながら確認したいときなど、A3のプリンタがあるといいなあと思うことが増えてきました。

とまあ、そういう趣旨の話をしたかったわけではなく、どのスペックがいいか、どの価格がいいか、どのぐらいの売り上げが立てば購入に踏み切ろうか、そういうことで頭を悩ませている瞬間ですらも、非常に楽しいということです。

これまでの生活では、プリンタの購入にここまでフォーカスを当てて、どうしよう、どうしようと頭を悩ませることはなかったように感じます。狙っているプリンタは、6万円程度のレーザーにしては安価なものです。

この6万円は投資に値するのか。このプリンタを購入したら、自分の仕事にどういうメリットがあるのか。このプリンタを何年使うのか。欲しいのか、必要なのか。トナーがいくらで、紙はいくらで、コストはいくらで、何枚印刷できて、重量は何キロで、発売はいつで。

私はこういうごく当たり前のことですら、今まで満足に検討することができていなかったという事実に気づくのです。自分ができていると思っていたことが、全くできていないこと。自分がハイスキルだと思っていたことが、十分ではなかったこと。そういうことに気づくことができるのです。

自分の実力のなさを客観的に知ることができたとき、私は一瞬だけ激しく落ち込み、地面に膝をつかんばかりの勢いで、自分を恥じます。その後、一瞬で不死鳥のようによみがえり、「今、気付けたのはラッキー!自分はラッキーボーイだ!」と自らを無理矢理、鼓舞します。

こうやって自分が少しずつ成長していけることは、本当にありがたいことだと思います。まだまだ先行き不透明ですが、妻と家族に感謝し、一歩ずつがんばっていこうと思います。

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目標設定は遠め?近め?

実際は2回目の通読ですが、改めて堀江さんのゼロを通読しました。

堀江さんは知らない人の方が少ないくらいの超有名経営者ですが、私は彼の言葉は端的でシンプルで、かつ澱みがないので非常に好きです。

私もどちらかというと、端的にシンプルに課題のみにフォーカスした言葉を発するので、その辺りが非常に共感を覚えるところだと思います。

前回読んだ羽生さんの決断力や今回のゼロに通ずるところとして面白いと思ったのは、目標の設定の仕方です。羽生さんや堀江さんは目標を限りなく近いところ、見えやすいところに設定し、全力でその日その日を乗り越えていくということを仰っています。

一方で、ナポレオンヒル博士など人に目標設定をさせることを生業としている人たちは、三年後、五年後を明確に設定しなさいという言い方をしています。もちろん五年後から逆算して近い目標をたてるという意味では前者と違いがないのですが、羽生さんや堀江さんは遠い未来のことなんて考えても仕方がないと言っています。

私もどちらかというと、遠い未来の目標に向けてがんばろう!というタイプではなく、今の一瞬一瞬を全力で突破していく方が性に合っています。しかし、ある程度三年後、五年後のイメージがなければどこに向かうかがブレブレになってしまうので、こういう世界になればいいなあ、という「自分」がどうなるというより「世界」がどうなるという、身の程知らずの目標は設定してあります。

たまに、目標設定の仕方がよくわからない、という相談を受けることがあります。ご自身は、自分に目標がないから設定できないのだと思っていらっしゃることが多いようです。

私は、その方に目標がないのではなく、目標を設定し慣れていないだけだと思います。目標設定は自分に合ったやり方がぼんやりとつかめてくると、だいたいこの位置に目標を置けばいいのだなとわかってくることがあります。それもある程度場数というか、様々な物事に対して目標をおいた経験が合った方が、あたりがつけやすくなります。

社会人にとって、目標設定の練習になるのは資格試験です。仕事によっては、ある程度ブレイクダウンした状態でタスクが落ちてくる場合があるので、うまく目標設定につながらない場合があると思います。しかし、資格試験の場合は、合格するかどうかもわからない試験に対して、ある程度自分でマイルストーンを打って進めていかなければならないので、遠くの目標と近くの目標設定の繰り返しを練習することができます。

IT関連に従事する方であれば、情報処理技術者試験が目標設定の練習に適していると思います。この試験は毎秋、毎春に行われることが決定しており、科目も決まっているため、達成したい遠くの目標は既に決まっています。

あとはその遠くの目標に対して、いかに毎日の進め方の目標を設定するかで、合否に大きく影響があります。受験料はわずか5000円程度ですし、達成できれば大きな自信と経験につながります。

資格を前面に押し出して商売をすることはお勧めできないですが、資格をとったという事実を自分の自信にかえて、商売をするのは非常に有効だと思います。

こうやって目標設定を日常に取り込んでいくと、自分なりの目標設定がつかめてきて、さらにうまくなっていくのだと思います。

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羽生善治著 「決断力」を読了

羽生さんが本を出されていることは以前から知っていたものの、なかなか読む機会に恵まれずにいました。

内容としては、期待以上にすばらしいものでした。淡々とした文章と、そこから読み取れるまっすぐな信念には、素直に感動しました。

私はあまり記憶力がいい方ではないため、印象に残った言葉を書き留めておくようにしておくのですが、決断力はすばらしい言葉が多すぎて、2ページにわたって書き留めてしまいました(通常は1ページです)。

なかでも、個人的に非常に心が救われたのは、「仕事に行き詰ったときほど整理整頓」という言葉です。実は、これは羽生さんのお父さんの言葉だということなので、羽生さんご本人の言葉ではありませんが、非常にすばらしい言葉だと思います。

この言葉での整理整頓とは、行き詰った仕事を整理しようという意味ではなく、一回仕事を切り上げて部屋の整理整頓をしようということを言っています。もやもやしたまま考え続けていてもいい結果は出ないので、一旦部屋をきれいにしてすっきりしてから再会しよう、ということだと思います。ありふれた言葉のようで、意外とここまでぴったりくる言葉には出会っていません。語感も完璧だし、内容も最高です。

その他にも、自分がコントロールできないこととコントロールできることを明確に分ける考え方は、まさに今、自分自身が課題としていることなのです。

人は、自分ではどうすることもできないことで悩むことが非常に多いと思います。かく言う私もその一人ですが、自分ではどうしようもないことで悩むのは時間の無駄というものです。

消費税が上がったらどうしよう。会社をクビになったらどうしよう、ガソリンの値段があがったらどうしよう、病気になったらどうしよう、どれもコントロールのしようがありません。

本書の中で再三にわたって書かれている、自分の頭で考えること。この重要性は、この変化の時代に最も問われていることではないでしょうか。

自分ではどうしようもないことに怯えて踏み出すことを止めるのではなく、自分の頭で考えて混沌の中に踏み出していくことは、これから先の自分の人生を面白く個性的なものにしてくれると思います。

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パートタイムの可能性

いまいちうまくビジネスの展開ができていませんが、専門職のパートタイムジョブは、もっと広がりを見せてもいいと思っています。

専門職は抱えるためにはある程度のお金がいるし、かといってフルタイムで抱えるほどの仕事はないし、というのがある程度の規模のビジネスをされているお客様にとっては、悩みの種であると思います。

そこで、フルタイムではなく、パートタイムで専門的な技術を投入するエンジニアがいれば、お客様は必要都度そのエンジニアに細々したことを頼めばよくなるのではないかと思っています。

現状は、パートタイムで働けるエンジニアの数が少ないことから、適所に集中的にスキルを投入する効率のよい技術者の採用が一般的ではありません。しかし、お客様の本業を支えるIT技術を、もっと幅広いお客様に届けていくには、こういったパートタイムのエンジニアの存在が欠かせないと思うのです。

私は少しずつお客様にその価値を訴求していますが、なかなかわかって頂けないことが多いのが実態ではあります。そういう意味では、クラウドソーシングのようなサービスの利用者がもっと増えれば、さらにパートタイム的な働き方も増えてくるのではないかと思います。

私は、早朝と夕方が自分にとってのゴールデンタイムなので、その時間に働くことができれば、最も短時間で仕事を終えることができます。

お客様は私の仕事の結果のみを受け取ることを目的としていた場合、私が何時に働こうが関係ないはずです。時簡単金の契約としていた場合、私は通常よりも短い時間で一つの仕事を終えることができますので、お客様としては支払う金額が低くなります。私も短く終えた時間の分、次の仕事の準備ができますので、結果としてより多くの仕事を請け負うことができると思うのです。

この働き方は、残念ながら旧来的な日本のマネジメントスタイルでは機能しません。なぜなら、「管理する」という定義の曖昧な仕事をしている管理職には、朝の9時から夕方の5時まで職場に居てもらわないと、部下を「管理」できないからです。

このオーバーヘッドをお客様に請求し、さらにパフォーマンスの低い時間に働いているエンジニアの時間単金を請求されているとあれば、お客様にメリットはないと思うのです。

私は、今後パートタイムのエンジニア職はどんどん増えていくと思います。優秀なパートタイムエンジニア一人が、パフォーマンスの出ていないフルタイムエンジニア三人以上の働きをすることだってあり得るのです。そのことが実証できれば、社会は少しずつ合理的な方向に傾いていくと思います。

結果、自由な働き方をし、最高のパフォーマンスを叩き出すエンジニアが幸せな生活をするようになり、社会はよりよい方向に向かうと思うのです。

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受注失注の重み

自分でビジネスを始めてみて思うことがあります。それは、受注したとき、失注したときの高揚感と胸の痛みです。

おかげさまで、少しずつ手探りの提案をして、いくつか受注を頂いたり、いくつか失注を経験したりしています。やっていることはサラリーマン時代と大きく変わりませんが、自分自身の心の中は全く違って感じられます。

サラリーマンをしているときは、受注をしても失注をしてもどこか「他人事」のような部分があり、心から喜んだり、心から悲しんだりすることはありませんでした。

もちろん気持ちの面では受注を喜び、失注を悔しく思っていたのですが、完全に自分のことだと受け止めることができずにいたのです。それはきっと、ビジネスがどこか「他人事」のものであったからです。自分の中で、他人から頼まれたことをやっている、という感覚を捨てきることができなかったからでしょう。

特にエンジニア職として、どちらかというと、提案に「ついていく」側だったので、その辺りのよそよそしさをぬぐい去ることができずにいたのかもしれません。

しかし、今はすべての提案を自分で考え、自分で試し、それをなんとかビジネスに結びつけていくというプロセスを繰り返しています。圧倒的に失注の方が多く、何も前に進められずに悔しい思いだけをして終わることが殆どです。

ですので、失注の苦しみは何度も味わっておりますが、そのときの胸の痛みはサラリーマンをしていた頃とは比べ物にならない痛みです。一生懸命頭をひねって導きだした我が子のような提案を真っ向から否定されたような、そんな谷底に突き落とされるような気分になるのです。

それはきっと、何もかも自分で考え、何もかも自分で決断しているからこそ、その提案にかける思い、お客様の環境をよくしたいという考えも人一倍になるからだと思います。

対して、受注のときの喜びは、それはもうすばらしいものです。自分の考えを人に認めて頂けるということが、これほどまでにすばらしいのか、こんな思いをすることができるのなら、もっと早く独立すべきであったと、心から思えるのです。

わからないことだらけ、失敗だらけ、できないことだらけで奮起と挫折の毎日を過ごしています。楽な道を進みたい、ショートカットしたいと思うことばかりです。

それでも、この受注の喜び、失注の痛みを知ることができた。それだけでも、自分で仕事を始めてみてよかったと思っています。なぜなら、将来私に仲間ができたとき、このときの気持ちは彼ら、彼女らに伝えることができると思うからです。それで少しでも、その人それぞれに合った働き方をしている人が増えたらいいなと思うのです。

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「やりたいこと」の難しさ

「やりたいこと」とは一体なんなんでしょうか。

起業、独立、そういった文言の飛び交う本を読んでいると、総じて「やりたいこと」を「やれ」という言葉が書いてあります。

元々は本田宗一郎さんの言葉だそうですが、この「やりたいこと」というのは、本当に多くの人が頭を悩ませることです。「やりたいこと」を「やれ」と言われても、何が「やりたいこと」なのかを正確に理解している人はあまりいません。

かく言う私も「やりたいこと」が何かを明確にするには、非常に時間がかかりました。

人によってはすぐに「やりたいこと」が見つかったり、言語化できることもあるのでしょうが、私の場合はノート一冊を必要としました。

とにかく、この「やりたいこと」というのを言語化する作業というのは、途方もない時間がかかりました。言語化しなければ、「やりたいこと」というのは自分の中で明確になりませんでした。

言語化していく過程の中で、自分は「やりたい」と「やりたいこと」を分けているのではないかと気づきました。

例えば、「旅行に行きたい」は「やりたい」であって、「やりたいこと」ではない、とか、「仕事」に関するものでなければ「やりたいこと」ではない、という自己ルールを勝手に定めている事に気づいたのです。

しかし、どこからどこまでが「仕事」なのでしょうか。仮に、「やりたい」ことがすべて「やりたい」ように実現できるとして、それでお金ももらえるとしたら、それは「仕事」でしょうか。

生活ができるとかできないとか、家族がどうとか、誰かに迷惑がかかるとか、そういった事は一旦取っ払って、「やりたい」を列挙しました。そのうち目標のみで埋め尽くされたノートには、「やりたい」を実現するためにはどうすればいいかという肯定的なプロセスが書かれ始めます。

「やりたいこと」を10個でも20個でも羅列して、それぞれをとにかく肯定していくサイクルを続けていくと、「やりたいこと」は「今一番やりたいこと」にしぼられていきます。

しぼる基準は、「一番実現できそうだからやりたい」や、「一番興味あるからやりたい」など、何でもいいと思います。とにかく「やりたいこと」を言語化して、リスト化して、向き合ってみれば見えてくると思うのです。

「やりたいこと」を「どうやって実現しようかなあ」というポジティブな感情で頭の中を満たしていると、今度はやりたいことを形にする方法が見えてくると思います。

私自身は、自分が足がかりとなって、多くのITエンジニアが独立して働くような社会を作れればいいと思っています。そのためには、資産をなげうって(雀の涙ほどですが)いろいろな試行錯誤のために使っていきたいと思っています。そういう風に生きていくことで、少なくとも、自分と同じように考える人たちは幸せになると思うし、新しい生き方の方向性を提示できれば、私自身も楽しいと思えるからです。

やりたいことをやろうとするには、常にリスクや何かを捨てることが必要とされます。しかし、これからの長い人生で、すべてを守り続けて生きていくことはできないと思うのです。

リスクが自分のやりたいことを具体化させにくくしているのでしょう。しかし、人生のうち、一年でも、二年でも、大きなリスクをとって何かに挑戦するという期間があれば、たとえ自分が今何歳であったとしても、今後に生きてくるのではないでしょうか。

ですから、やりたいことを探し始めるのは、まさに今、この瞬間であり、あれもこれもやりたいことなら、あれもこれもやってみるべきだと思うのです。

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新しい経験の面白さ

よちよち歩きのビジネスをはじめて、日々新しい事の発見や経験があります。

なかなか売上に結びつかず、ひたすら堪えるしかない思いをする。
自分のスキルを巧く伝えられず、お客様に真の価値を訴求できない。

こういうような悔しい思いや、ふがいない経験ももちろんあります。しかし、本当に素晴らしいと感じるのは、これまでの自分の視界を飛び出した事によって見えてくる全く違った世界です。

先日は一瞬で決まる商談を経験しました。全くお会いした事のない分野の方と、お話できるチャンスに恵まれました。Web会議のシステムで驚くほど迅速な打ち合わせを経験しました。

自分の立ち位置や、看板を何も気にせず、ただお客様のシステムが気になるので、という理由で自由に動き回れる楽しさは何にも代え難い経験です。

本当は売上や利益を気にしながら、一喜一憂しなければならないのかもしれません。しかし、せっかくの自由な経験をするチャンスを得たので、とことんまで経験していく事の方が大事だと考えています。

歳を経ていくと、経験したことのある事の方が、経験したことのない事より多いかのような錯覚に陥り、「別にやらなくていいかな」と切り捨てて生きていく場面が多くなりがちに感じます。

私も三十代半ばに差し掛かっていますが、自分が経験豊かな人間であるかのように錯覚してしまいがちになることがしばしばあります。

しかし、実際は経験したことのない事の方が遥かに多く、専門としているネットワークやセキュリティの分野でさえ、まだまだ経験したことのない事の方が多いのが事実なのです。

それはどの専門家にも言えることですが、弁護士だって世界中の全ての訴訟を経験することは不可能だし、裁判官も全てをさばく事はできません。

重要なのは、新しい経験をするには、新しい経験を得に、自ら出向かなければならないという事です。求めなければ得られません。

一つのフィールド、一つの文化の中で、全てを得る事は絶対にできないのです。新しい経験や、新たな成長の高まりを求めるのであれば、自ら狩りにでかける事が重要だと思います。

新しい経験を意識的にしていないと、新しい経験することはとても面白い事だと、人は忘れがちになります。童心に還り、働くことも経験して行く方が、人生は面白いのではないかと思うのです。

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夢をかなえるゾウを読みました

話題になってからしばらく経っているかと思いますが、当時は読む機会に恵まれませんでした。ですが、最近、妻に薦められたこともあって読んでみました。

素晴らしい本でした。

幾つか既に実践している課題もありましたが、「トイレ掃除」は毎日するようにし始めましたし、「靴磨き」の頻度もあげる事にしました。元々「プレゼント」は好きな方ですが、もっとできることがあるのではないかと考えるようになりました。

内容としては、しがないサラリーマンの主人公が、少しずつ成長していくサクセスストーリーですが、ポイントになっているのは、要所にちりばめられた自己啓発的な示唆です。

インドの神様であるガネーシャが主人公に対して日々課題を課していき、その課題に挑戦していきながら、主人公は「やりたいこと」に近づいていきます。

時折、自己啓発本を批判したり、意味がないなどと切り捨ててしまうような内容も見かけますが、それは半分正解で、半分不正解だと思います。

自己啓発本自体には確かに意味はありませんし、書いてある事も大体似通っています。書いてある事を実行してみるというマインドを醸成できなければ何冊読んでも身になりません。それは、歴史書であっても、教科書であっても同じ事です。

しかし、似たような事が書いてあるな、と批判的な目線で見るのではなく、何か新しいヒントがあるかもしれないという好意的な目線で読めば、内容の見え方も変わってきます。要約すれば同じ事を言っていたとしても、表現の仕方は作者によって全く違います。表現の仕方に着目して読めば、少なくとも表現の仕方について学ぶことはできるのです。

「何かを学ぶ」と決めて読んでいれば、どんな本からでも「何かを学ぶ」事はできるはずだと思います。

少なくとも、私はこの本から多くの事を学ばせてもらったので、非常に有意義な時間を過ごせました。

私はKindleで読みましたが、Amazonマーケットプレイスであれば、中古で1円から買えるようです。

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働き方を変えるチャレンジ

常々こう思っていました。

朝4時から昼の12時まで働く日が週に三日。朝7時から夕方5時くらいまで働く日が週に二日。これぐらい働き方に自由度があれば、自分のパフォーマンスは最大化できるはず。

こうも思っていました。

会社が貴重な時間と安くはない交通費を投じて、オフィスに通わせる意味は何だろう。Skypeやビデオチャットで解決する打ち合わせは週に何件あるだろう。

これらを突き詰めて考えていくと、私の働き方はオフィスには存在しませんでした。会社の中にも存在しません。探していくとどこかの企業に存在するかもしれませんが、探す時間がもったいないと感じるようになりました。

この事を色々なエンジニアに話してみると、同じように考えているエンジニアは非常に多い事に気づきました。

生産性高く仕事ができる環境は人それぞれ違い、考え方や生活習慣も人それぞれ違いますが、朝9時にオフィスに行かなければならない事だけは決まっています。生産性高く仕事をすることが求められているはずですが、それよりも朝9時にオフィスにいることが優先されます。

これは本当にあるべき姿なのでしょうか。本来はもっとパフォーマンスを出せるはずの人たちの個性を殺しているのではないでしょうか。

 

「やってみよう」の信条をもとに、私は独立する事にしました。

If not me, who? If not now, when?

これは、Emma WatsonがUNで行ったスピーチの一説ですが、私にもぴったり当てはまると思っています。

私がエンジニアとして、自分の思う働き方を少しずつ確立していく過程を共有することで、一人でも多くの方が最高のパフォーマンスで、自由に働くようになっていけばいいなと考えています。

最高のパフォーマンスが出せる時間帯に、できるだけ質の高い仕事をしていけば、少しずつでも仕事が認知され、働き方が成立していくのではないかと考えています。

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Crowd Sourcingに登録

クラウドソーシングの大手、Crowd Worksに登録してみました。

登録自体は簡単に済みますし、流れで楽天銀行も申し込んでおきました。楽天銀行だと報酬の振込手数料は100円ですが、他行だと500円です。仮に年間100件の仕事を受注すれば40000円の振込手数料差額となるわけですから、相当な差が出ます。

ネットワークエンジニアにとって一番いい働き方を模索するには、自分でいろいろ試してみるしかない訳ですが、家族の居る身としては、なかなか断腸の思いです。

どうも過去のちっぽけなプライドが邪魔したり、しょうもない実績にこだわりすぎて、自分の本当にやりたいことを忘れそうになってしまいます。

過去の積み重ねで独立という選択をとる自信につながってきたわけですから、こだわったところで意味のないことですね。右脳で理解して左脳で反抗するみたいな感じでしょうか。

 

自分の殻を少しずつ破ろうと、毎日新しいことを一つずつ挑戦しています。例えば、これまでメールすることができなかった方に連絡を取ろうとしてみたり、Crowd Worksへの登録もそうですね。

そうやって半歩ずつもがいていると、不思議とポジティブな事が自分の周りに起き始めているような気がします。明日も少しリフレッシュしたり、自分との対話を深めてみたいと思います。

新しいことって、なぜこうも難しいんでしょう(笑

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